改善と生産性

改善

一般的に改善とは、今ある問題や課題を解決するための活動であると考えられています。よって、どのような形であれその問題や課題が解決すれば終了します。

私たちは改善を「人づくり」であると考えています。「日々の改善」を通して「意識」や「価値観」を高め、「行動」を変えるための活動です。

問題や課題を見つけるところから改善は始まります。そして、改善案を考え、それを実施し、効果を確認し、見直しを行う。解決すれば次の問題や課題を見つけに行きます。

これらのサイクルを日々継続していくことで意識や価値観を醸成していくのです。

改善ツール

改善

日々の改善を行っていくためには、「改善ボード」により改善の目的や目標、体制、実施状況を見える化すると共に「ストア管理」により仕事自体の見える化や「PPMツール」により結果の見える化を行います。そして、見えるようになったモノから仕事の中に潜むムダを見つけていくのです。

しかし、ただ漠然と見ただけではムダを見つけることはできません。なぜなら現在行っている仕事は組織としては必要なモノだからです。

私たちは顧客にとって価値を生み出していない仕事をムダと呼んでいます。組織にとって必要でも顧客にとって価値を生み出していない仕事はムダなのです。これを止めるのは簡単なことではなりません。ですから、知恵を出し合い改善することが必要なのです。

生産性

生産性とは組織が単位時間当たりに生み出した価値をいいます。
しかし、オフィスワークでは生み出された価値を把握することが難しいと考えられています。なぜなら、オフィスワークでは常にいろいろな種類の仕事をこなしており、価値を一つの物指で評価することが困難だからです。

そこで、まずは、仕事を顧客にとって価値を生み出しているモノ(正味)と、そうでないモノ(非正味)に分け、それぞれに費やしている時間を正味時間、非正味時間とします。そして、正味時間/総労働時間(正味時間+非正味時間)を生産性と考え、その変化を追っていくことで生産性が向上したかどうかを把握していきます。

生産性測定1

一般的に生産性の向上と言うと、今行っている仕事をいかに短い時間で行えるようにすることと捉えられます。私たちはこれを効率化と呼んでいます。

この効率化を進めていくためには、全ての仕事に対してやり方の見直しが必要になります。そして、特に注力されるのが、顧客にとって価値を生み出している仕事(正味)です。しかし、正味の見直しは非常にリスクをはらんでいます。何か問題が起これば、即顧客に影響するからです。

また、多くの企業では正味は全体の3〜5割り程度しかありません。逆に非正味は5〜7割りあるわけです。ですからムダ取りによって非正味を減らし、正味作業を増やして生産性を向上させるのです。